撮り放題とはいえ

華の金曜日という言葉ももう死語でしょうか?

それはともかく、昨夕、書店回りの後、やって来たのがこちら、トーハク、東京国立博物館です。

相変わらず観光客が多い本館前ですが、皆さん熱心に写真を撮っていますね。でも、トーハクって確かに本館も堂々として立派な建物だと思いますが、シンボルはその前に立つユリノキではないでしょうか? せっかくならば、ユリノキと本館を一緒に写真に収めた方がよいのではないかと思うのですが……

閑話休題。

なんで東京国立は靴館に来たかと言いますと、こちら、現在開催中の三国志展を見るためです。

もっと混んでいるかなと予想していましたけど、それほどの混雑ではありませんでした。もちろんガラガラというほどではなかく、会場内にはそれなりの人は来ていました。

そして、こちら。

同展のポスタービジュアルにも使われていた関羽像です。

えっ、写真撮ってもよいのかって?

はい、今回の展覧会、フラッシュを焚かなければ展示品の撮影はOKでした。もちろん、一部撮影不可のものもあるようですが、だいたいのものはOKでした。

なので、あたしもミーハー気分で撮ってみました。

が、関羽って美髯公と呼ばれる人物ですが、この髭、ちょっと貧弱ではないでしょうか? どうしても横山光輝のマンガ「三国志」に出てくる関羽のイメージが強いのか、もっとすごい髭をイメージしがちです(汗)。

参観者の中には、ほぼすべての展示品を撮っている方もいましたが、写真に撮る暇があればもっと展示品を肉眼でしっかり見るべきではないかと、あたしなどは思いますが余計なお世話ですね。でも、見ていると、展示品を見ることよりも写真を撮ることがメインであるかのような人もいたような……

そして、曹操の墓が様子が復元されていたコーナーに置いてあったこちら、展示品番号130の白磁。

ミステリーだそうです。しかし、美しい作品でした。

曹操の墓から出土したそうですが、さらなる調査が待たれます。後から誰かが埋めたなんてことないですよね。

そして、個人的に嬉しかったのはこちらの「熹平石経」です。

学生時代に名称だけは何度も見ていましたが、その現物です。

収蔵している博物館はいくつかありますが、こうして意識して見たのは恥ずかしながら初めてでした。

なので、石だけを拡大して撮影するのではなく、「熹平石経」という説明パネルも収まるように撮ってみました。この写真でわかりますでしょうか?

2019年7月13日 | カテゴリー : 罔殆庵博客 | 投稿者 : 染井吉野 ナンシー