2019年版

2019年版のブックカタログが出来上がりました。

あたしの勤務先では、語学書カタログと新書カタログが別にありますので、それ以外の書籍を収めたものがこのブックカタログになり、通常、読者の方が「図書目録、ください」と言ってくる場合に指しているのはこのブックカタログになると思います。

その今年度版なのですが、既に20149年も半分の6月に入ったころに2019年版と言われてもどうなのでしょう? という意見も時に耳にします。ただし、人によっては「2019年版というのだから、2019年に刊行された本はすべて載っているのですよね?」という感覚の方もいて、そうなると2019年版のカタログは2020年になってからでないと出せなくなります。さすがにそれを2019年版と呼ぶのはちょっと、と思います。

出版社によっては、2018年末に20149年版を作っているところもあるようです。2019年になったら、早々に2019年版のカタログ(図書目録)を配布してアピールするという寸法のようです。それも一理あると思います。また、あたしの勤務先のように、その年の半ばに作る場合は、2019-2020年版といった表記にしている出版社もあると聞きます。このあたり読者にどういう印象を持たれるかを意識したネーミングなのでしょう。

さて、これであたしの勤務先が作っているカタログはすべて出来上がりました。上述のように三種類です。

語学書のカタログが毎年先陣を切って春先に出来上がります。やはり語学書が売れるのは春ということで、そのタイミングで作っているわけです。

ついで新書カタログが5月中下旬に出来上がります。その理由は、文庫クセジュの常備入替が毎年6月なので、それに間に合うようなタイミングで作るので、その頃になります。

最後にブックカタログがこの時季なのは、かつては東京国際ブックフェアの時に新しいカタログを読者の方に配布しようということでこの時季になっていました。フェアが無くなってしまった現在、この時季に作る必然性はないのですが、カタログ製作の時期が重なりますと、社内の作業も大変になるので、ある程度分散させなければならないとなると、やはりこの時季になってしまうのです。