諡号

平成もあと一日。

といったテレビのカウントダウンが五月蠅くて閉口しています。

明日は、平成の大晦日って、いったい誰が言い出したのでしょう? だったら、明後日の朝は「令和の元旦」になるのでしょうか?

それはともかく、現在の天皇陛下が明日で退位すると上皇になると言います。昭和の時は崩御でしたので、上皇などという名称はなく、現陛下が即位して、昭和天皇はその時点でなのか、数日たってからなのかはわかりませんが、昭和天皇と呼ばれるようになりました。

これって、歴史用語で言う諡号でよいのでしょうか? ただ、あくまで漢風の諡号ですが。

で、恐らく、今上天皇も退位でなく崩御であれば十中八九「平成天皇」と呼ばれることになったと思いますが、今回のように上皇の場合はどうなるのでしょう?

「平成上皇」と呼ばれるのか、それとも単に「上皇陛下」と呼ばれるのか? いや、上皇に対しても「陛下」でよいのでしょうか? 皇太子だと殿下と呼びますよね。結構そのあたりは呼び分けが五月蠅そうですが、上皇の場合はどうなのでしょう?

個人的には、「上皇」の存在を体験できるという歴史的瞬間は、日本史ファンとしてワクワクしますが、できることなら「上皇」ではなく「院」と呼びたいところです。

ところで、上に「漢風諡号」のことを書きましたが、歴代天皇って漢風の諡号だけでなく和風の諡号も付けられていなかったでしょうか? それって現在もあるのでしょうか? だとしたら昭和天皇の和風諡号って何なのでしょう? 「……すめらみこと」という諡号は現在は付けていないのでしょうか?