継承順についてどう考えていたのだろうか?

承久の乱』読了。

感想は改めて書くとして、前半部分を読んでいてちょっと疑問に感じたことがありました。

公暁を唆して実朝を殺させた黒幕がいたのか否か、それはわかりませんが、当時の実朝や幕府が子供のできない実朝の後継として天皇の子供を考えていたというのが驚きでした。

当時の常識と言うか、彼らの認識はわかりませんが、順当に考えて実朝に子供ができなかったら、兄・頼家の子供である公暁が次の将軍とは思わなかったのでしょうか? 待っていれば次の将軍になれたのにわざわざ叔父を殺してしまった公暁。公暁がいるのに天皇の皇子を将軍に迎えようとしていた実朝や幕閣の首脳。

うーん、当時の感覚がわかりません!