PM2.5

もう長いこと中国を訪れていませんが、いまの北京はそんなに空気が悪いのでしょうか?

ちなみに、あたしは「中国のPM2.5」と聞いて、中国発のアイドルグループかと思いました。韓国出身の「2PM」がいるので、中国はそれには負けじと0.5上乗せして「PM2.5」と命名したのかと本気で思っていました。

閑話休題。

かつてあたしが行った時、一日北京の街をぶらぶら歩いて晩にホテルに戻って鼻の穴を掃除するとティッシュが真っ黒になったものでした。空気というよりも排気ガスの汚れでした。それと、そこらじゅうが工事中だったので、砂埃などもひどかったと記憶しています。ですから中国、特に北京で撮った写真を見返してみると、やはり靄がかかったような、なんとなく曇りガラス越しに見ているような、そんな写真が多いのも事実です。

でも、こんな写真もあります。

見てのとおりり天安門広場です。2007年の2月に訪れた北京の空です。どうですか? かなりすっきりと晴れていますよね。別にパソコンでレタッチしたわけではありません。実際にこんな空でした。他の写真を見てもらっても、すっきりしない日もありますが、そこそこきれいなそれが見えているのではないでしょうか?

あたしが初めて北京を訪れたのは1988年の2月から3月です。改革開放が始まってそれほど時間もたっておらず、まだまだ古き良き北京が残っていました。

これは見てのとおりのマクドナルドですが、王府井の入り口、長安街との交差点にありました。交差点の西側は北京飯店、東側がマクドナルドだったのです。屋根の上にドナルドが座っていたんです。1992年10月の写真です。この場所は、いまや東方天地でしたっけ、大きなビルが建ってしまって、いまはマクドナルドのこの建物もありません。

そう、上の写真がそれです。ちょうど東単交差点から長安街を見ている写真です。中央奥の方にうつっているのが北京飯店です。長安街の右手に写っているビル群が東方天地で、王府井から東単まで続くビル群です。巨大な建物です。

これは2003年から2004年の年末年始に訪れた時の写真です。これでもそれなりにきれいな青空ですよね。昔はよかったとは言いたくないですが、いまの北京ってそんなに空気が汚いのでしょうか? 機会を見つけていかなければ、ともうここ何年も思ってはいるのですが……