目や耳の不自由な人も読書を愉しめるようになるのはよいことだと思います。そう言えば、このところテレビのCMでは本は読むのではなく聞こう、といったのが流れていますね。子育て中の母親という思わぬ需要を掘り起こしてしまったようですが、それはそれでよいとして、本来こういった図書を必要としている人が、十分とは言えないまでも、そこそこは愉しめるようになってほしいものです。
少し前に、図書館流通センターの倉庫見学というものがありまして参加してきましたが、大活字本というのがたくさん並んでいたのに驚きました。目の不自由な方だけでなく、お年寄りなど、図書館では火なりの需要があるのだとか。
実際、点字や録音図書を作るのは、そもそも通常の本ですら儲からない出版業界では、各社単位で取り組むのはほぼ不可能ですから、こういう風に政治が動いてくれないとどうしようもないですね、情けない話ですが。