かつて出口治明さんは、薄いやさしく書かれた本はあまり買わない、読まないと語っていました。曰く、結局物足りなくて、しっかり書かれた本を買うことになるので、だったら最初から厚くて高くてもしっかりした本を読んだ方がよいと。
しかし、出口さんのような本読みではない人には、そう言われても敷居の高い方法だと思います。ですので、あたしはまず新書からお薦めします。
中公新書の『オスマン帝国』を読んでから、例えば『オスマン帝国の崩壊』にお進みください。
プリマー新書の『謎解き 聖書物語』の次には『聖書の成り立ちを語る都市』なんて如何でしょう?
平凡社新書の『ガンディー』を読み終わったら、『ガンディーとチャーチル(上)』へ進むなんてどうでしょう?