とても気になる綴り方

日産のゴーンの逮捕劇で、改めて目にする、耳にするようになったのがフランスの自動車メーカー「ルノー」です。

聞いたところによると、ルノー、シトロエン、プジョーがフランスの三大自動車メーカーなんだとか。一応、三つとも社名は知っていましたが、ロゴマークとか、どんな車種があるのかといったことはまるで知りませんし、実際に車を見せられても、どれがプジョーでどれがシトロエンなのか区別はつけられないでしょう。

それはともかく、ルノーです。

フランス語では「Renault」と表記するようです。多くの日本人なら「レナルト」っていう感じで読んでしまいそうな綴りですね。フランス語を勉強している人であれば当たり前なのでしょうが、フランス語を学んだことがない、つまり大多数の日本人にとっては、英語読み、ローマ字読みがデフォルトですから、そんな読み方になってしまうのは致し方ないところでしょう。

このあたりの綴りと言いますか、発音と言いますか、いかにもフランス語といった点については『世界一簡単なフランス語の本』にもページを割いて書かれていましたが、なかなか簡単にはマスターできません。

そして、プジョーです。

ルノーもプジョーも語末は「オー」の発音だから同じ綴りなのかなと思っていると、こちらの綴りは「Peugeot」です。「エル」がありません。

うーん、ますます難しい、ややこしいです(笑)。第一、「プ」なのに「peu」というのからしてかなり高度です。

ちなみに、シトロエンは「Citroën」なので、比較的英語的と言いますか、ローマ字的な綴りですが、「e」の上に黒子がついていますね。こういうのも、ローマ字や英語しか知らない人には難しいところです。