昨日山梨へ行ったのは、十年越しの母との約束、ほうとうを食べに行くためでした。
が、昨日のダイアリーには肝心のほうとうのことが出て来ませんでした。申し訳ありません。
ほうとう屋さんは、それこそ山梨県には数え切れないくらいあると思います。どこへ行ったらよいのかわからず、ネットでいろいろ検索してみましたが、却って混乱するばかり。
そこで、確かTBS系「バナナマンのせっかくグルメ!!」で紹介されていたお店があったなあ、なかなか雰囲気のよさそうなところだったという記憶があったので、そこへ向かいました。
それがこちら、「皆吉」です。
テレビで見た印象、ウェブサイトの写真などを見ると、火なり広い敷地を予想していたのですが、確かに素敵な庭はありましたが、予想とは異なり、ローカルな街道沿いの一軒でした。
箸袋にルビが振ってあるのでおわかりと思いますが、「皆吉」は「みなきち」ではなく「みなき」と読みます。
建物は、かなり大きな農家というのでしょうか、それなりに古いもののようです。
台ヶ原から到着したのは午後1時のちょっと前。お昼時が終わる頃なのでそれほど混んでいないだろうと予想したのですが、店の前には何人も待っている人がいて、あたしたちは「30分以上、1時間まではかからないと思いますけど……」と言われてしまいました。
あらかじめメニューを選んで注文しておき、縁側でひなたぼっこをしながら順番を待ちました。周囲にはぶどう園がたくさんあり、バスツアーとおぼしき人たちが何人も集団で歩いていました。すぐ近くにはシャトレーゼもありました。
お店に通されるまで、確かに一時間はかからなかったと思いますが、席に座ってからほうとうが出てくるまでに20分ほどかかったと思いますので、お店に到着してからですと、ほうとうにありつくまで一時間以上はかかりました。
そして、あたしが食したのは左の写真、きのこほうとうです。
ほうとうは腰が強く、大きなニンジンとカボチャ、それにジャガイモがゴロゴロとたくさん入っていて、その間に数種のきのこがふんだんに入っている一品でした。
基本的な具材はあたしと同じ。ただし、きのこはそれほど入ってなく、代わりに名前のとおり、鳥肉がコロコロとたくさん入っていました。
こちらもちょっともらって食べてみましたが、やはり鳥肉の出汁が出ているので、スープの味がきのこほうとうとはちょっと異なりました。
最後にもう一度、皆吉の建物を撮ってみましたが、植木があるのでこんな感じです(汗)。
ここもそうですし、台ヶ原宿もそうですが、紅葉はまだちょっと早いのかな、という感じでした。この季節なので紅葉を愛でることも目的に一つだったのですが……
もちろん昇仙峡とか、そういうところなら違うのでしょうが、車窓から眺めた限り、きれいな紅葉はどこにもありませんでした。紅葉も黄葉もなく、むしろ枯れているだけ、というところが多かったのは気候のせいなのでしょうか?
上の写真は、確かに黄色、緑、赤と揃っているように見えますが、赤が赤と言うよりは茶なのが残念でした。紅葉よりも茶葉という感じのところばかりでしたね。