自宅に戻って、所持している天野健太郎さんの本を集めてみました。
左の写真のとおりです。
手前の3冊は、あたしの勤務先の刊行物。中段は他社から刊行されたフィクション。一番奥の2冊は絵本です。
同じ人が手がけたとは思えないほど幅の広さを感じます。
それでも、天野さんにはもっともっと台湾の作品を紹介していただきたかったと思います。(中段の左側の書籍は香港の作品ですが……)
イベントなどの機会に何度か話をしたこともありますが、「女性の作家はいませんか?」なんて聞いたこともあります。手前に並んでいる龍應台は作家とはちょっと違うのでひとまずおくとして、呉明益やそれより下の世代で、天野さんが気になる女性作家の作品を出して欲しい、なんて伝えたことがあります。
そういう話も、本当に夢物語になってしまいました。
訳者としてだけでなく、台湾に関する発信者、台湾の作品の紹介者としても有能な方だったのに本当に残念です。
追伸:本日午後には複数の書店から「追悼天野健太郎フェア」をやるのでということで、注文が入り始めました。