池内紀さんが『ぼくの兄の場合』を、川上弘美さんが『供述によるとペレイラは…』を、それぞれ紹介してくださいました。
今回の全体テーマは『遠い人たちを近くに感じて』だそうで、となると訪れたことない異国の地を体感するのに海外文学はうってつけというわけなのでしょう。
もちろん、日本人作家の作品にも海外を舞台としたものはありますが、やはりそこに生まれ育った人が描く作品世界は違うのではないでしょうか?
ただ「遠い人たち」というのであれば、別に海外に限りませんよね。たとえば、最近よくマスコミでも取り上げられますが、本州に住む人たちは沖縄の人の気持ちを理解できているのか……。
うーん、やはり文学は面白いです。