あまり奇を衒わなくてもよいのです

風呂上がりは腰に手を添えて瓶牛乳を一気飲み、というのはよく語られる話です。

自宅にお風呂があるのが常識となった昨今では、銭湯でのこういった光景も少なくなりましたが、あたしが幼少の頃は自宅に風呂がなく、週に何度か近所の銭湯へ通ったものです。

あっ、幼少の頃というのは小学校へ上がる前まで住んでいたアパート時代のことです。小学校へ上がる時に引っ越して、自宅にお風呂のある団地住まいになりましたので、銭湯はめっきり行かなくなりました。

で、そんな幼少時代のあたしは、白い牛乳はあまり好きではなく、コーヒー牛乳をよく飲んでいたのですが、それよりも好きだったのがフルーツ牛乳でした。

銭湯やスパによっては置いていないところもありますが、マミーとかパンピーといった飲料も味からすればほぼフルーツ牛乳と言えましたので、そんなのも好きでした。

昨今は、セブンイレブンが「フルーツ・オ・レ」をペットボトルで発売しているので、非常に手軽に入手することができていたのですが、最近は店頭で見かけなくなり、それに代わって「マンゴー・オ・レ」が置かれるようになりました。

飲んでみましたが、ちょっと甘さが強すぎて、あたし的には「早く元のフルーツ・オレ・レに戻してくれないかな」と思っていたのです。たぶんマンゴー・オ・レは期間限定商品でしょうから、しばらくすれば定番のフルーツ・オ・レが戻ってくるだろうという予想です。

そうしましたところ、先日、近所のセブンイレブンでは「マンゴー・オ・レ」が見当たらず、その代わりに「マスカット・オ・レ」が売られていました。たぶん、これも期間限定なのでしょう。季節ごとの果物を使った「オ・レ」を出すつもりなのでしょうか?

ところが、この「マスカット・オ・レ」は、あたし的には非常に美味しいです。すっきり飲めました。これなら「フルーツ・オ・レ」の代役が十二分に務まります。しかし、これも今月いっぱいくらいの命なのでしょうか?

マスカットの後は何が来るのでしょう? あまり奇抜なものは作ってくれなくてもよいのですけどね。