更に厳しくなっている?

昨日の朝日新聞社説です。

地方の大学の厳しさと、それを何とか克服しようとする工夫について書かれています。

大学の経営環境の厳しさは、都会だろうと地方だろうと、子どもが減っている以上変わりはないでしょう。ただ、都会はそれでも今のところ多くの人が住んでいますし、若者は職を求めて都会へ出て来ますので、しばらくは安泰なのかも知れませんが、地方は本当に厳しいようです。

秋風が吹き、大学入試シーズンがいよいよ本格化するころになると、こういった大学関係の記事や特集が増えるものです。昨今は「大学が潰れる」といった煽情的な見出しのものも多くなってきましたが、さしずめ『消えゆく「限界大学」 私立大学定員割れの構造』などもその最たるものなのかも知れません。

が、本書は決して悲観的なことばかりを書いているのではなく、成功事例もふんだんに取り上げられていて、大学行政に携わる人には大いに参考になると思います。

それにしても、地方の疲弊、なんとかなりませんかね?

過疎の村、三ちゃん農業といった言葉は、既にあたしが小学生のころから耳にし目にしていました。その時代から自民党政府は何の手も打ってこなかったのか、と思います。所詮、選挙における地元とは言っても、安倍をはじめ、本当にそこで生まれ育った政治家ってどれくらいいるのでしょう? 自民党のように二世、三世議員が多くなると必然的に東京生まれ東京育ちの連中ばかりになってしまいます。時々帰省するくらいでは、地方の本当の姿って見えてこないのでしょう。

原発や基地、廃棄物の処理場などを押しつけ札束で頬を叩くだけで、本当に地方を振興させる方策なんて考えてこなかった自民党戦後政治の大きな失政だと思いますが……