これからどうなる、欅坂

今朝の朝日新聞です。初主演映画公開の平手友梨奈@欅坂46が特集されています。

こんな風に特集されるほどの魅力を彼女が持っているのは認めますが、個人的にはこうして一人だけ取り上げられるのが彼女の本意なのか疑問に感じることがあります。

冠番組「欅って、書けない?」の初期のころ、いかにも最年少っぽく、あどけない笑顔を見せてメンバーと絡んでいた姿を思い出すと、いくら思春期の女の子とはいえ、そして急激な周囲の環境の変化にさらされたとはいえ、ここまで変わってしまうものかという気がします。

もちろん、現在の欅坂46のパブリックイメージに合わせて、ああいう雰囲気をまとっているのであれば構いません。楽屋などではメンバーと楽しく笑っている映像や写真もあるようですから。ただ、「自分が納得できないことはしない」といっている彼女が、表舞台では欅坂のイメージに寄せているってどうなのだろう、という気がします。

まあ、こういうアイドルがいてもいいんじゃない? という意見はあります。しばしば比較される山口百恵や中森明菜だって、大多数の笑顔キラキラのアイドル像とは真逆のイメージで売っていましたから。

でも、彼女たちとの根本的な違いは、山口百恵も中森明菜もソロで活動していたということです。欅坂46は「平手友梨奈とバックダンサーたち」ではありません。ですから、平手のイメージだけでグループのカラーを作っていってよいのだろうか、と思うのです。ここへ来て活動を休んだり卒業を発表したりしているメンバーが増えているのは、そんなグループ内の矛盾が表面化してきているのではないか、という気もします。

個人的には、テレビ番組などに出演した時に、無表情と言うよりも無愛想に見えてしまうのはどうなのだろうか、と思います。どんなに体調がすぐれなくても人前ではそれを見せないのがプロだと思うのですが。

さて、今朝の朝日新聞のお三方、平手友梨奈を論評するのはよいのですが、彼女があくまで欅坂46というアイドルグループの一メンバーに過ぎないということを忘れているのではないか、という気もします。