昨日、母と池袋へ出かけたということを書きました。訪ねたいとこの家は池袋の東口から明治通りに沿って15分くらい歩いたところにあるのですが、帰路も歩いて池袋駅まで戻りました。
往路は、明治通りを素直に進んで行ったのですが、帰路は裏道というほど裏道ではありませんが、帝京平成大学(かつて、ここは区立の小学校があったはず!)の脇を通り、かつての豊島区役所の裏を抜け、旧三越などのあたりから池袋駅へ戻りました。
という上の説明でなんとなく理解いただける人は以前の池袋東口界隈をご存じの方でしょう。区役所はずいぶん前に移転してしまっていますし、三越が池袋にあったことを知っている若者は少ないのではないでしょうか?
で、途中で横を通ったのは中池袋公園です。とても人が大勢いましたが、よく見ると変な格好をした人がたくさんいます。「変な」というの失礼かも知れませんね。どうやらコスプレ大会が行なわれていたようです。人気のコスプレーヤーには写真を撮ろうという人が大勢取り囲んでいました。
そういえば、このあたりは池袋乙女ロードにも近い場所、そういった人たちが集まりやすいのでしょう。あたしが目撃したコスプレ大会はどこか主催者がいて開かれていたものなのか、それとも自然発生的に集まってきたものなのか……
ネットを検索してみますと、休みになるとコスプレーヤーが集まって、思い思いに披露しているようですね。もちろん、それを目当てに写真を取りに来るファンもいるのでしょう。コスプレの聖地と言ってしまってよいものか、門外漢のあたしにはわかりませんが、「池袋って、最近はこんな風になっているんだ」とちょっと新鮮な驚きでした。
この中池袋公園、あたしにはちょっとした想い出があります。
中学生の頃だったと記憶しています。当時はこの公園の前に豊島公会堂があって、そこで沢田聖子のコンサートがありそれを聴きに来たのです。確か、その当時発売されたアルバムの購入特典のコンサートだったと思います。ですから、アルバムの曲を中心のこじんまりとしたリサイタルだったような覚えがあります。
実は後にも先にも、たった一回こっきりの「生の沢田聖子」体験でした。コンサートは午後と晩と二回開かれたと記憶しています。始まるまで、公園内には沢田聖子ファンが大勢集まってきていて、開場を今か今かと待っていた緊張感はなんとも言えませんでした。
80年代、若かりしころの思い出です。