儒教国教化とか、ローマ帝国のキリスト教公認とか、歴史上、国家と宗教との関係は難しいものですが、現代においては政経分離、国家は宗教には介入しないというのが常識だと思います。しかし、中国はますますおかしなことになっているようです。
右の記事は本日の朝日新聞です。
少林寺が中国国旗を掲揚したというニュースですが、その中にキリスト教についても書かれていました。このあたりについて興味をお持ちの方には『ルポ 隠された中国』がお薦めです。
本書は中国のさまざまな問題をリポートしたものですが、その中の第三章が「追われるキリスト教徒──党支配下の「信仰の自由」」として、中国政府と宗教団体、庶民の信仰について描いています。