映画「寝ても覚めても」が紹介されていました。
原作はもちろん柴崎友香さん、河出文庫の『寝ても覚めても』です。いま、この文庫本を読み始めたところです。
恋愛小説ですよね? このところ、ガイブンばかり読んでいたので、日本人作家の作品は久しぶりで、やはりガイブンとはリズムが違うなあと感じます。
いや、ガイブンを「ガイブン」と一括りにしてはいけないのでしょうし、ラテンだとか英米だとか、アジア文学だという分け方も、多少なりともいくつか作品を読んでみれば作家によって書きぶりがかなり異なるのを感じますから、地域や国で一括りにできるほど単純なものではありません。更に言えば、同じ作家でも書いた時期や作品のテーマによってもガラリと作風が変わる人もいますので、これまた一筋縄ではいきません。
と、話がずれてしまいましたが、あまり映画になって話題になっているからといって、その原作本を読んだりはしないのですが、今回は原作が柴崎さんなので、それにどうもベタな恋愛もののようなのでちょっぴり惹かれるところがあって読み始めた次第。
たぶん、映画は見に行かずに終わってしまうのではないかと……
いや、WOWOWで放映されたら見ると思いますが、っていう言い種は、「本は買わない。図書館で借ります」と言っているのと同じことでしょうか?
しかし、あたしって、この歳になっても恋愛ができるのだろうかと、真剣に考えることがあります。いや、そもそも生まれてこの方一度も恋愛をしたことがないので、アプリオリに非恋愛体質なのではないかという気がするのです。