日本全国、体温よりも気温の方が高い場所がいくつもあるそうです。
自宅にいても熱中症の危険がありますので、水分補給と適度に冷房を使うことをおすすめします、などと天気予報のお兄さん、お姉さんが訴えかけてきます。それくらい気をつけないと、生命の危険もあるということなのでしょう。
確かにそれは実感します。この暑さ、外に出たら溶けそうになります。
で、見ていただければわかるように、午後4時半過ぎに、わが家の温度(室温)を調べてみました。
まず最初の写真は、あたしの部屋の壁掛け時計です。学生時代なら勉強部屋と呼ぶのでしょうが、社会人となった今では何と呼んだらよいのでしょう? 部屋中に本が置いてありますので書斎と言えば書斎です。
その部屋の壁に掛かっている時計の温度表示は「32.1度」でした。
この部屋はパソコンなども置いてある部屋なので、この暑さではHDDがいかれてしまいそうで不安です。一応、HDDの近くにはUSBのミニ扇風機を据え付け空気を送り込むようにはしています。しかし、それにどれほどの効果があるのか、この室温では心許ないです。
次の写真はリビングの壁掛け時計です。こちらもだいたい似たような「32.9度」です。リビングにはクーラーがあるので、昼間の数時間や夕食時の数時間、クーラーをつけることもあります。
しかし、つけていないとこんな室温になるのが当たり前です。湿度が「54%」というのが高いのか低いのかわかりませんが、この室温では既にどうでよいことのような気がします。
以上の二つは、わが家の1階の部屋のものですが、続いて2階です。
日当たりのよい2階は、夏の昼間はとてもいられたものではありません。室温も1階よりも高い「34.3度」と表示されています。
いま「寝室」と書きましたが、そんなたいそうなものではなく、2畳ほどの納戸のような物置のような小部屋にベッドを置いてあるだけです。一応、窓はあるので風は通りますが、この暑さの中、風なんかほとんど吹いていないことは誰もが承知このとでしょう(笑)。
もちろんクーラーなんてついていない部屋です。壁掛けの扇風機が一台あるだけです。それで毎晩乗り切っているわけですが、さすがに寝苦しさに、夜中に何度か目が覚め、水分補給のため台所へ向かうことがあります。
そして最後の写真は、同じく2階の母の部屋です。わが家の最高気温「35.8度」です。南向きの窓にも近い壁にかかているので、そして部屋の高いところかかっているので、多少は高めの室温が表示されてしまいがちだと思いますが、とはいえ、ほぼ体温ですよね。
さすがに夜にはもう少し下がりますが、母はこの部屋で扇風機を使って寝ています。クーラーはありますが、滅多に使っていません。
以上のように、かなり苛酷は住環境です。
最初にも書いたように適度にクーラーを使うべきだと思います。
もちろん、母もあたしもクーラーが嫌いなんていうことはありません。そんな似而非健康志向タレントみたいな発言は絶対にしません。
だったらもっとクーラーを使えばよいものをと思われますが、使わない理由はただ一つ、電気代です。
一階のリビングのクーラーは2年前に買い換えたものなので電気代もそれほどかからない製品ですが、母の部屋についているクーラーはもう十年以上も前の製品で電気代ばかり食ってしまう商品です。もちろん背に腹は代えられませんから、あまりにも暑いときは使いますが、あまり使いすぎて電気代がかさむのも困りものです。
熱中症でお年寄りが搬送されたりするニュースではクーラーがあるのに使っていないという事例がしばしばあります。それってやはりお年寄りはクーラーが嫌いなのではなく、電気代がもったいないからというのが大きな理由なのではないでしょうか? そうなると、昼間はイトーヨーカドーとか、ららぽーととか、そういった商業施設へ涼みに行くのがよいのかもしれませんね。しかし、そこへ行くまでがまた暑いし、どうしたものでしょう?