夏だから涼しげなところへ

書店店頭でこんな本を見かけました。

勉誠出版の『水族館の文化史 ひと・動物・モノがおりなす魔術的世界』です。サイトの説明には

ひとが「魚を見ること」にはどんな意味が秘められているのか。古代の養魚池文化にはじまり、黎明期の水族館のユニークな展示、植民地支配とのかかわり、SF小説や映画の影響、第二次世界大戦中の苦難、展示のストーリー化、さらにはヴァーチャル・リアリティ技術とのハイブリッド化が進む最新の水族館事情など、古今東西の水族館文化を図版とともに概観、ガラスの向こう側にひろがる水の世界へいざなう。カラー・モノクロ図版を200枚以上掲載!

とあります。なんか、どこかで見覚えのあるような気がするなあと思って思い出したのがこちら。

あたしの勤務先から出ている『水族館の歴史 海が室内にやってきた』です。こちらの説明は

「生きた博物館」にして人工の生態系(エコシステム)でもある水族館。その前史であるアクアリウムの誕生と発展をたどり、水族館の現在を見つめ、海洋生物の保護と環境破壊への警鐘を鳴らすユニークな文化史。図版多数。

です。どちらも図版を多用し、水族館の歴史に遡り、似たような本と言えますね。暑いこれからの季節、涼しげな水族館はお出かけスポットとしても人気ですよね。書店でも夏のレジャー向けの書籍を展開するところもあると思いますが、この両書はもってこいではないでしょうか?

が、上の図をご覧ください。『水族館の歴史』のウェブページなんですが、なんとただいま「在庫僅少」なんです。この季節に残念です!