巨頭たちの虚々実々

藤原書店からこんな本が出ています。

 

上の画像は同じ本が並んでいるように見えるかも知れませんが、『奇妙な同盟Ⅰ』と『奇妙な同盟Ⅱ』です。副題は「ルーズベルト、スターリン、チャーチルは、いかにして第二次大戦に勝ち、冷戦を始めたか」とありまして、米英ソ三か国のトップの第二次大戦後半から戦後に掛けての駆け引きのノンフィクションといったところでしょうか。

となりますと、あたしの勤務先のこんな本も一緒にいかがでしょう?

ローズヴェルトとスターリン(上)』『ローズヴェルトとスターリン(下)』の上下本です。こちらの副題は「テヘラン・ヤルタ会談と戦後構想」ですから、ほぼ似たようなテーマを扱っていると言ってよいでしょう。

あるいは『ヤルタからヒロシマへ』という書籍もあります。副題は「終戦と冷戦の覇権争い」ですから、やはりテーマは重なりますね。ヒトラーのドイツや日本の軍部がにっちもさっちもいかなくなり、終戦の仕方すら思いつかないような状態だった同じ時期に、彼らは既に戦後について話し合っていたとは。これでは戦争になど勝てるわけはありません。