『国体論 菊と星条旗』が売れているようです。
同書を核としたフェアが、新宿の紀伊国屋書店で行なわれていました。そこに置いてあったチラシ(小冊子?)が上の写真です。同書の著者、白井氏が同書執筆にあたって参照した書籍をリストアップしています。
そのチラシには上の写真のように、白井氏のあいさつと言いますか、フェアにあたって、本書を執筆するにあたって、という感じの文章が載っています。平成の三十年は失われた三十年なのでしょうか? いろいろ考えさせるテーマです。
このフェアに間に合わないわけですから白井氏の執筆にも間に合わなかったのですが、近々、あたしの勤務先から『丸山眞男と戦後日本の国体』という新刊が発売になります。
国体に関する議論、このところ大盛り上がりとまでは言えないかもしれませんが、諸々の書籍を読んでいると散見されるのが目に留まります。静かなブームが起きているのでしょうか? 本書の刊行が、そんな国体論に一石を投じることになるのでしょうか?