まるで小説のような……

今朝の朝日新聞です。

 

読書欄の「著者に会いたい」コーナーに『ニュルンベルク合流 「ジェノサイド」と「人道に対する罪」の起源』のフィリップ・サンズ氏が登場です。先日の来日の際にインタビューが行なわれたようです。

その来日時の講演会の時にも語られていましたが、本作は本当に偶然の巡り合わせで出来上がった一冊です。毎日新聞に紹介記事を書いてくださった沼野充義さんが、「こんな本があるよ」とあたしの勤務先の編集者に本書を紹介してくれた時、既にあたしの勤務先では本書の企画が通っていたというのも、原著者のあずかり知らぬところではありますが、偶然エピソードにつけ加えることができると思います。

真実は小説より奇なり、と言いますが、本書にまつわる偶然を拾っていくと、本当に小説のように出来過ぎな感じがします。