多少の影響は本当にあるのでしょうか?

今月には最新刊が刊行になるコミック『ゴールデンカムイ』の影響で『ニューエクスプレス アイヌ語』が売れるのは、まあ理解できます。

  

何て言っても、アイヌ語を聴いてみたいという人にとって、CD付きの教材はうってつけですから。

しかし、つい最近出たばかりの『古典ギリシア語入門』が絶好調で売り上げを伸ばしているのですが、その理由が『ギリシャ語の時間』の影響ではないか、というのはどうなのでしょう?

 
確かに『ギリシャ語の時間』の主人公の一方は古典ギリシャ語の教師であり、もう一方はその教室へ通う生徒です。古典ギリシャ語のフレーズもところどころに印象的に使われていますし、読んだ読者が古典ギリシャ語に興味を持つのも理解できなくはありません。

と言うよりも、そもそも日本人の中に古典ギリシア語に対する興味、関心が潜在的に高かったということなのでしょうか?