あたしはやっていない!

全国的にはどれくらい話題となっているのか知りませんが、関東ローカルでは、新潟の女児殺害事件の次くらいに、千葉で起きた元市議による殺人・傷害事件が報道されています。

まだまだよくわからないことが多いのですが、容疑者とされる元市議の誕生日に、彼の妹家族が祝いの席を設けてくれた、その席上での惨劇だったようです。元市議と妹家族の間になにがあったのかわかりませんが、なんとなく設定に親近感を覚えます。

妹家族が誕生日を祝ってくれたというのは、簡単に言えば、あたしが妹家族に誕生日を祝ってもらうのと同じことです。元市議はどこに住んでいたのか知りませんが、とにかく妹家族の住む千葉までやって来たわけです。それって、あたしが妹家族の住む静岡へ出かけて行くようなものですよね。

事件の妹家族は、妹夫婦に子供二人の四人だそうですが、あたしの妹家族は子供三人なので、ここだけちょっと違います。が、ほとんど設定は似たようなものです。

社内では、この事件を話題にする時に、つまりあたしが妹家族を殺めたという喩え話をする同僚がいるんです。失礼しちゃうわ、と思いつつも、そんな風に身近に喩えると事件がわかりやすく整理されるものです。

しかし、あたしが妹家族を手にかけるようなことってあり得るのでしょうか? まあ、元市議だってそんなことをするような人には見えなかったという周囲の証言もあるでしょうし、人間というのはわからないものです。

もしかして、悪霊に取り憑かれ、妹家族を殺すように唆されたのでしょうか。荒唐無稽な話で、B級ホラー映画の見過ぎでしょうが、でも、もし仮にそうだとしたら、それを証明するのって現在の科学では無理ですよね。

うーん。