暑くても海はイヤ!

もう何年も海へ行っていません。いや、何年どころか、何十年と言った方がよいかもしれません。それくらい海には行ってないです。

海そのものに行ってないということではなく、海のそばまでとか、波打ち際までは行ったことがありますが、それも何年前のことかすぐには答えられないくらい昔の話です。いわゆる海水浴として水着を着て海に入ったのは、中学のころが最後ではないかと思います。

日焼けもイヤではありますが、海ってベタベタするから嫌いなんです。塩水のせいですよね。そう言えば、少し前の新聞に、最近は若者を中心に海水浴離れが深刻なんだとか。理由はあたしが書いたとおりです。プールであれば行くみたいですから、泳ぎに行くことが嫌いなわけではなく、塩水のベタベタが嫌われているのでしょう。

それに加えて昨今は危険な生物のニュースもよく聞きます。昔だったら日本近海にはいないとか、人が泳ぐ浅瀬にはやってこなかったと言われるような生物による事故、ケガの報告が相次いでいます。あんなのをニュースで見せられたら、小さい子供を持つ親は気軽に海水浴になんか行けなくなりますよね。

あと、あたしが海水浴が嫌いな理由は、現実に信じているわけではありませんが、心の片隅でたぶんジョーズの影響を受けているからだと思います。やはり衝撃的な映画でした。

若きスピルバーグが低予算で撮り上げた、といった講釈は抜きにして、子供心にはやはり海の恐怖、サメの恐怖を大いに感じさせた作品です。もちろん映画館で見たわけではなく、公開後かなりたってからテレビで放映されたのを見たわけで、当時のテレビ放映ですから、たぶん何分間かはカットされていたシーンもあったと思いますが、とにかく海は怖いと思い込まされました。

とはいえ、この手の映画は好きなので、その後の「ジョーズ」シリーズも機会があれば見てました。そして、少し前にスカパー!でやっていたのがこちらです。

 

本日鑑賞したのは「3」ですが、これも以前に見た記憶があります。1と2と4は一連の作品という感じでしたが、kono3はまるっきり別個の作品ですね。それに、水中公園が舞台なのですが、本当に水中にセットを作っているわけではないのであくまでCGです。そのCGがあまりにもちゃちです。おまけに襲ってくるサメもちゃちです。怖くもなんともありません。なんでこんな作品を作ってしまったのでしょうか?

でもって、この「ジョーズ」シリーズは基本的には海のレジャーランドを作って設けようとしているデベロッパー、それと組んでうまい汁を吸おうとしている政治家に対し、人々をサメから守ろうと奮闘する主人公という構図がおきまりのパターンです。本作も同じです。確かに、現実問題として日本でもいきなり体調10メートルクラスのサメが現われたと言われても信じる人は少ないでしょうが、もう少し「カネ、カネ、カネ」じゃない態度ってとれないものでしょうか?

なお、本作の海洋レジャーランドではシャチを飼っていました。芸をするほど飼い慣らされてしまっているので野生の本能がどれだけ残っているのかわかりませんが、シャチを放せばサメを退治してくれたのではないかな、イルカですらあんなに頑張っていたのだから、と見ながら思ったのはあたしだけでしょうか?