富士山はどこへ消えた?

先々週の日曜日に子供三人を連れて遊びに来ていた妹が帰りました。帰ったと言っても、あたしが送っていったわけですが…(汗)。

妹宅は静岡です。駿東郡と言ってもわかる人は少ないと思いますので、沼津や三島の近くと思っていただければ十分です。三嶋大社なんかも近くのようです。

幼子を三人も抱えているので、そこまで自家用車で送っていったわけです。わが家からですと、一般道をトコトコと東名川崎まで行き、そこから沼津まで高速を使うというルートになります。帰りはスムーズに2時間半ほどで到着しましたが、往路は川崎から大井松田あたりまでややクルマが多くて流れがスムーズではなく、時間がかかってしまいました。それでも3、4時間の道中ですから近いものです。

さて、妹の家はこれまで何度か行っていますが、目の前に聳える富士山を見たことが一回くらいしかありません。泊まることなく常に日帰りなので、どうしてもその日の天候に左右されますが、今日のように天気のよい日でも、なんとなく薄曇りというのか、すっきり晴れているわけではなく、やはり富士山の姿を拝むことはできませんでした。

現在住んでいる自宅は戸建てで、二階のベランダから富士山は見えません。小学生の時から大学生の時まで暮らした杉並の高井戸は団地の4階でしたので、そして富士山の方角に高い建物がなかったので、富士山を眺めて暮らしたものです。毎日とは言わなくとも、それなりに富士山は見られたわけですし、朝起きて窓を開け富士山を眺めるという生活習慣が身についていたと言っても過言ではありません。

そんな多感な時期を過ごしてきたあたしが、この二十数年、自宅から富士山を見られない生活によく耐えているなあ、と思う時もありますが、実を言えば慣れました(笑)。それでも、東海道新幹線に乗ったりした時には富士山が見えないか探してしまいますから、三つ子の魂百まで、なのでしょうか?

で、今日も見えなかったわけで、至極残念です。妹の家はマンションの3階。ベランダは南向きなので富士山とは逆方向で、玄関を出ると真正面が富士山のはずなのですが、今回も空振りでした。あんなに大きいのに、そしてこんなに近くにあるはずなのに……。不思議ですね。