土曜日にドコモへ行きました。先週機種交換したタブレットの旧機を下取りに持っていったのです。ドコモポイントで還元されるのですが、このポイントは次の機種交換の時にでも使いますかね?
さて、それはともかく、その帰路、バスの中に、読んでいた『ペンギンの島』を忘れてきてしまいました。最初はドコモショップに忘れたのかと思って電話をかけたのですが、電話を切った後に、バスの座席に座って少し本を読んでいたことを思い出し、慌てて京王バスの忘れ物が雁に電話をかけたのです。
路線バスですから、すぐには営業所に遺失物が届くわけでもないですし、運転手が回収できているかもわかりません。悪い乗客にあたったら盗まれてしまうかも知れません。
いや、待て。
海外文学の本をわざわざ持ち去るなんて、それは悪い乗客でしょうか? 1冊だけではブックオフに持ち込んでも値段は付かないでしょう。持ち去るとしたらガイブン好きに違いありません。それは考えようによってはよい乗客とも言えます。
とりあえず、1時間か2時間して、もう一度遺失物係へ電話をしてみました。だいたいそれくらいでバスは一度営業に戻るのか、はたまた運転手が起終点で誰かに預けるのか、それはわかりませんが、「見つかってくれ、届いてくれ」と祈るような気持ちで電話をかけました。
すると、案の定と言いますか、あたしにとっては幸いなことに『ペンギンの島』は営業に届いていました。すぐに取りに行きますと伝えてマイカーで営業へ向かいました。
その遺失物係の窓口にこんな冊子が置いてありました。「バス路線図」です。2017年4月発行とありますので、路線に一部変更があるかもしれませんが、あたしの住んでいる地域で路線変更があったなどという話は聞いていないので、もらってきました。
数ページ立てで、開きますとご覧のように、地図に京王バスの路線図がカラフルに描かれています。こういう地図を見るの好きです。地図マニアっていますけど、あたしも多少はその気があると思います。別に実際に乗ってみようと思うほどではないのですが、なんとなく机上旅行気分が味わえて楽しくなります。
こんな感じで23区内から多摩地区の地図が数ページにわたって乗っています。たぶん、これで京王バスの路線はすべて網羅されているのではないでしょうか?
さらに、主要駅のバス乗り場案内図もこんなに詳しく載っています。実は路線図もそうですが、営業回りをしていると、どのバス乗り場から乗ればよいのかが一番わかりにくかったりします。こういうのがあると非常に便利です。
とまあ、童心に返って、こんな冊子を眺めて喜んでいる休日です。
ところで、遺失物係の窓口の女性に、「素敵な本ね」と言われました。実はまだ刊行前の商品ですが、そんなことはご存じないでしょう。あたしも「とても面白いです」と答えました。すると「でも、本ってこんなに高いのね」と言われてしまいました。
うーん、やはり本って高いのでしょうか? と言うよりも、それほど読書に関心のない一般の方からすると、こんな小さな本(←新書判で400ページ弱のボリューム)が1900円(本体価格)もするというのは信じられないほど高額に感じられるのでしょうか?