高校も大学もたいへん?

昨日の朝日新聞の記事。

地方の小規模大学が授業を融通し合っているらしいです。単位の互換、振り替えができるようになっているのでしょうね。

こういうのいいですね。ある大学に通いながら、興味のある他の大学の授業が履修できるなんて。ただ、そうなると、その大学に進学した意味ってどうなるの、という気もします。まあ、決まった授業にしかこの制度は適用されないのでしょう。自分の好きな授業がなんでも受けられるようになったら、本当にどの大学に入ったのかわからなくなりますから(汗)。

しかし、見えてくるのは地方の小規模大学の苦境です。本当にアピールできるものを見つけないと入学者、志望者は減る一方で、大学の存続が危ぶまれます。現実にここ数年、経営が立ちゆかなくなっている大学も多いようですし……

大学も就職も、すべて東京一極集中で、これで日本は本当によいのでしょうか?

上の写真も同じ日の朝日新聞。こんどは大学ではなく高校の記事です。

高校での英語以外の授業、増えている気はするのですが、まだまだ少数、極めて稀というのが実際なんですね。

あたしの勤務先ではフランス語や中国語などの教材に対し、高校からの問い合わせや採用が多少はあります。大学の第二外国語と異なり、高校の外国語は英語に取って代わるほどやっている高校もあれば、週に一回のクラブ活動のような高校もあり、その差はかなり開いています。

一番の問題は、記事では入試云々と書いていますが、大学に入ってから語学の授業が、高校である程度やって来ている人に対応していない、というところではないでしょうか?

とまあ、自分の勤務先の出版内容と非常に近い話題、なおかついろいろと考えさせる記事が2本載っていた紙面でした。