今年の年末は少し片づけでもしようかと思いつつ、結局はダラダラと過ごしてしまう土日

スターチャンネルで映画「バスケットケース」を放映していたので録画し、寒い寒い日曜日に鑑賞しました。

 

ずいぶんと古い映画ですが、カルト的な人気を誇っていたそうで、その後パート2、パート3も作られたのだとか。スターチャンネルの放映もパート1からパート3まで続けざまでして、三つとも録画したのですが、とりあえずパート1を鑑賞した次第。

奇形の怪物による連続殺人ホラーと言ってしまうと確かにその通りではあるのですが、この映画は結合双生児兄弟の悲しいストーリーというのがベースにありますね。なので、単なるホラーとは呼べない作品です。

弟の脇腹に兄の上半身が結合した状態で生まれてきてしまい、出産時に母は死亡、父親も息子と認めず命を絶とうとしたわけですが、父親の姉だったか妹だったか、つまりこの兄弟にとってはおばさんにあたる人が唯一の理解者で二人を引き取って育てます。脇にくっついた兄さえ取り除けば弟の方は普通の少年として育ってきたので、父親は兄弟の分離手術をしようとします。

分離手術と言ってしまえば聞こえはよいですが、兄弟を引き離し、兄の命を絶つというのが本当のところです。確かに、常識的に考えてこのままでは弟も普通の人生は送れないでしょうし、兄はこの状態で何歳まで生きられるのでしょうか? 医学的には分離させ、一人だけでも助けられればと考えるのは致し方ないところだと思います。

が、弟は兄と一緒にいることにこだわり、手術を拒否するのですが、大人たちに強引に手術台に連れて行かれ、二人はあえなく分離。それだけならまだしも、弟がベッドの上で目を覚まし、何かに導かれるようにゴミ置き場へ行ってみると、分離された兄がポリ袋に入れられて捨てられていました。もぞもぞと動き出すポリ袋、中から兄の手が出て来ます。

死んでないのか? 上半身だけで生きていけるのか? 医学的なことはわかりませんが、あの体では兄は長くはいきられないでしょう。そもそも手術をした医者たちは兄を助けようとは思っていなかったはずですから、分離した傷口の縫合手術なども、弟には施していますが、兄にはしていないと思います。それでも生きているなんて……

兄弟の復讐によって父は殺され、その後、兄弟の理解者であるおばさんも老衰で死亡。身寄りをなくした兄弟は、自分たちの分離手術をした医者を探して復讐(=殺す)する、というのがこの映画の主たるストーリーです。

兄はバスケットに入れられて、常に弟が抱きかかえて移動しています。しかし、弟もたまには兄から離れて羽を伸ばしたいと思う葛藤もあり、ややドタバタコメディータッチのシーンも織り交ぜつつ、兄弟は3人の医者を探しだし殺します。そして最後は……

パート1だけを見ると、このラストからどうやってパート2へ結びつくのか、それは日を改めてパート2を見るまでのお楽しみとしておきましょう。

それにしても、師走だというのに、休日の過ごし方がこんなんでよいのでしょうか? 大掃除はしませんが、少し本の整理をしないといけないなあ、とは思っています。

あくまで整理です、捨てるわけではありません。捨てるつもりはありません。

整理しないと、同じ本を二冊買ってしまいそうだからです。ちゃんと整理して棚に並べ、どんな本を自分が既に持っているのかきちんと把握するためにも、この年末は本の整理をしないとならないと思っているのですが……

そんな時間があったらたまっている本を読まないと(汗)。