文芸文庫

朝日新聞の読書欄に講談社文芸文庫の記事が載っていました。

他の文庫に比べ渋い作品が多く、刷り部数も少ないので、定価が高くなるというようなことが書いてあります。でも、その文芸文庫ですら、数多くの作品が品切れになっています。文芸文庫側の設定・想定している定価や部数では、やはり何年も在庫を持ち続けることができないんだなあ、ということです。

もちろん一回だけ作って売ればよく、一年後、二年後まで売り続けるつもりのない本もあるでしょうが、出版社としてはやはり5年は売りたいと考えるものではないでしょうか。特に文芸作品などは。

しかし、では本を残すために、どのくらいまでの高定価なら読者の方は受け入れてくれるのか。毎度、新刊を出すたびに社内の会議で悩みます。