学びたいという意欲

昨夕は駒場の東京大学で金曜講座でした。正式には「高校生のための金曜特別講座」と言うように、午後5時半からですから、なかなかサラリーマンには参加が難しいイベントです。しかし、高校生は、自主的なのか学校の先生の指示なのか、あの雨の中、大勢が受講に来ていました。

さらに全国の高校、何校くらいでしょうか、生中継で結んで視聴、受講している学校も多数あったようでした。この時間ですから、中継先の学校は放課後に生徒が残って見ていたのでしょうか? とにかく、その金曜講座の2017年冬学期が昨日からスタートしたわけです。

そんな高校生向けの講座に、何しの目的で行ったのかと言いますと、別に女子高校生を物色しに行ったのではありませんよ(汗)。実は、この数年間の金曜講座の中からセレクトした講義を書籍にまとめ、それを少し前に刊行していたからです。

上の写真がその展示販売風景です。受付のすぐ隣でやらせていただきました。カバーの色鮮やかな『知のフィールドガイド 科学の最前線を歩く』と『知のフィールドガイド 分断された時代を生きる』の二冊です。

 

講座受講生への特別割引販売でしたが、やはり高校生にはちょっとお高いですかね? いきなり2000円前後の本を買うというのは、今どきの高校生の生活習慣にはありえないことなのでしょうか? むしろ引率ないしは自主的に参加されているとおぼしき大人の方が本書を買っていってくださいました。無料の社会人大学という感じで受講されている年配の方も多数いらっしゃいましたので、あの雨の中、熱心だなあと感心してしまいます。

ちなみに、一番左の『イタリア広場』は、昨日の講師、村松さんの訳書です。

金曜講座はこの後も年内数回行なわれます。毎回、展示販売を行なう予定です。昨夕も「今日はちょっと雨なので、次回買います」という方もいらっしゃいました。