サービス向上になるのでしょうか?

小田急線の車内にもポスターが貼ってありましたが、来春の複々線工事終了に伴い、朝のラッシュに特急を増発するそうです。「モーニングウェイ号」と命名されたようですが、朝夕のラッシュ時にゆったり座れる特急の運行は小田急に限らず、他の鉄道でもやっています。ただ、これって本当にサービス向上になっているのか疑問です。

確かに体の不自由な方、お年寄りなどラッシュ時の満員電車はツラい、と感じる人は多いでしょう。いや、若者だってツラいことに変わりはないと思います。それでも、こういった有料の特急を走らせたからと行って、どれだけの人がそれを利用するのでしょう?

まだ夕方、一日の仕事を終え、疲れた体を横たえてゆったりと家路につく、というのは想像できます。しかし、あれだけダイヤが過密な朝のラッシュ時に、さらに特急(モーニングライナー?)を走らせることにどれだけの意味があるのか疑問です。そのために当然通常の電車どこかの駅で通過待ちをせざるを得なくなります。ひとたび遅れが生じたら、ダイヤを正常に戻すのもひと苦労です。

あくまで素人の意見ですが、朝のラッシュ時は、できるだけ種別を少なくした方が結果的に混雑緩和やダイヤが乱れたときの立て直しにも有効なのではないか、と思います。