もうじき刊行される、作品社の『ほどける』という作品。同社ウェブサイトの内容紹介には
双子の姉を交通事故で喪った、十六歳の少女。自らの半身というべき存在をなくした彼女は、家族や友人らの助けを得て、悲しみのなかでアイデンティティを立て直し、新たな歩みを始める。全米が注目するハイチ系気鋭女性作家による、愛と抒情に満ちた物語。
とあります。全くもって牽強附会、我田引水かも知れませんが、この紹介文だけを読むと、あたしの勤務先の『私たちが姉妹だったころ』が思い出されます。
ちなみに、同書の内容紹介は如下
ローズマリーはカリフォルニア大学で学ぶ22歳。無口で他人とうまく付き合うことができない。かつては心理学者の父と主婦の母、兄と、双子にあたる姉ファーンのいる、おしゃべりな子だった。だが5歳の時に突然祖父母の家へ預けられ、帰ってみると姉の姿が消えていた。母親は部屋へ閉じこもり、父は酒に溺れる。大好きだった兄も問題児になり、高校生の時に失踪してしまう。ローズマリーがこの大学を選んだのは兄の手がかりを捜すためだった。
幼少のころに姉を失う、というディテールだけは同じです。たぶん、前者とはまるで異なるテイストの作品なんですけど……