文学と社会

駒場の東京大学で閻連科氏の講演会があったので行って来ました。

個人的にはずいぶんと思いきったことまで言うのだなあと思える内容でした。まあ、政府批判や体制批判ではなく、中国文学の現状に対する痛烈な皮肉がメインだったので、このあたりまでは大丈夫と閻連科氏もわかっているようですね。

しかし、熱い講演でした。会場内が、というのではなく、閻連科氏の語る内容が、です。今日の講演を聴く限り、河出書房新社から月末に刊行予定の『炸裂志』がとても愉しみになります。

だからこそ、あたしの勤務先からまもなく刊行予定の『年月日』が異質であり、閻連科作品の幅の広さを示す作品になっているのだと再認識いたしました。

講演の細かな内容は、改めて書きます。とにかく、時間がある方、閻連科氏の話は聞いておいて損はないです。