それなりに輝いていたはず……だと思う

下の写真は「月刊エンtメ」11月号の一ページです。

 

写っているのは欅坂46のメンバー3人です。左から平手友梨奈今泉佑唯長濱ねるです。右の写真、実際の雑誌の表紙では、左から今泉、平手、長濱という並びです。さらに言えば、厳密には平手と今泉は欅坂46、長濱ねるはけやき坂46の一員です。

いやー、制服姿が初々しいですね。たぶん、こういう写真を見るとヲタは「うちの学校にこんな子がいたら、毎日学校へ行くのが楽しくてしょうがない」と発狂しながら叫ぶのでしょう。あたしも確かにそう思います。

ただ、ちょっと冷静に考えてみますと、あたしが高校の時だって、それなりにカワイイ子はいたのではないか、ということです。「いや、このレベルはそんじょそこらにはいない」という反論はあると思います。

が、こういう子たちだって、芸能活動なんかしてなくて、それほど化粧っ気もなく、おしゃれに対する気の遣い方も人並みだったらどうでしょうか? あたしが高校時代のクラスメートとそれほど変わらないのではないか、という気がします。

別に、あたしの通っていた高校が飛びきりカワイイ子だらけの学校だったと主張したいのではありません。ごくごくフツー、一般的な都立の高校です。可もなく不可もなく、といったところです。

たぶん、その中から何人かを選抜し、それなりの化粧と、それなりのファッション、そしてそれなりの表情をさせたら、アイドルとして十分通用したのではないかと思える女子は何人もいたと思うのです。

もちろん、現在のように、特にAKB48に代表されるような、「クラスで3番目か4番目にカワイイ子」というアイドルではなく、あたしの高校時代はもっとアイドルがアイドルしていた時代ですので、あの時代でそのまま売り出したとしても人気者になれたかどうかはわかりません。あくまで現在の価値観で当時を振り返ってみたらの話です。

結局、化粧とか服とか、そういうのも大事だとは思いますが、やはり表情なのかな、と思います。この欅坂の子たちも、最初に出てきたときは垢抜けない、とてもアイドルになった(これからなるところ?)とは思えないような子たちばかりでした。そりゃ、そこそこカワイイ子たちではありましたが、決して飛びきりのカワイイ子というわけではありませんでした。

それがこの半年、一年で、みんなずいぶん変わりました。やはり人に見られるという職業が、表情とか仕草、その他さまざまなものを変えていくのでしょうね。だから、当時のあたしの同級生たちだって、そういうアイドルになっていたらもっと輝いてかわいくなっていたのではないか、そう思える子は何人もいたと思うのです。

となると、半年やそこらでここまで変わるということを見抜き、オーディションを通過させた審査員というのは、やはり大したものだと思います。

が、最近の乃木坂46はますますきれいになっていると思います。さすがに、AKB48の向こうを張って、「クラスはおろか、学校でも1、2を争う美人」を選んだグループだけのことはあります。特に中心メンバーとなると、このレベルは、あたしの高校時代を振り返っても、ちょっと見当たらないという気がします。

とはいえ、それでも一人や二人は現在の乃木坂46に混じっても遜色ない子はいたと思うのですが……

決して自分の高校時代を美化したいわけではありません。むしろ、あたしの高校時代は暗かったし、友達もいなかったし、誰からも好かれていなかったし、楽しいことなんてほとんどなかった時代なので(小学校、中学校時代も大同小異です)、あえて美化する理由なんてありません。あくまで一般論としての話です。