朝がよいのか、夜がよいのか?

新刊『寝るまえ5分の外国語』が好調です。タイトルだけ見ると、先に出した『寝るまえ5分のモンテーニュ』の姉妹編のような印象を受けるかもしれませんが、まるっきり別、特に姉妹編だとかシリーズだとか、そういったことを狙っているわけではありません。

 

装丁だって、ご覧のようにとても似ているとは言えませんし、ましてやシリーズなんて微塵も感じることができません、よね?

ところで「寝るまえ5分」というのは「お手軽に」「お気軽に」という含意ですが、この数年、世間的には「寝るまえ」よりも「早起き」の方が主流と言いますか、ブームになっているような気がします。どちらの方がよいのでしょうかね?

ただ、早起きを薦めるのは、それによって何かを成し遂げようとか、何かを手に入れようという、かなりポジティブと言いますか、積極的な行動の一つとしての早起きですが、本書のような「寝るまえ」というのは、そういったフラストレーション、極度の緊張感からの解放を目的としているもので、いわばベクトルが真逆ではないかと思います。

早起きして、ビジネススキルを上げるために脳や精神を酷使したら、夜はのんびりと難しいことなど考えず、リラックスできるような行動を取りたいものです。そんなときにお薦めなのが本書というわけです。