どっちに対しても無責任な話

今朝の朝日新聞の一面に載っていました。アマゾンの読み放題サービスに関するニュースです。

これって、スラッと読むと、「アマゾンの契約違反じゃないの?」という印象を受けますが、記事中では必至に弁解している感じですね。法律的にはどうなのでしょう?

そして記事の主眼はどっちなのかな、と感じました。出版社に対する契約違反と、読者に対するサービス低下と。

これまで読めていた書籍が突然読めなくなるというのは、出版社に断わりもなくアマゾンが勝手にやったのであれば、契約がどうなっていたか次第では違反に問われても致し方ないのでは、という気もしますが、こちらは部外者、細かな契約までは知りませんので、記事を読む限りではそういう印象を受けると述べるに留めておきましょう。

読者の立場からすると、これは一方的なサービス低下であり、やはり読者との契約違反は生じないのでしょうか? これだけ読めるから、それ相応の対価(利用料)を払っているわけで、何の説明もなく一方的に読めなくなったら文句を言いたくなる読者も多数いるのではないでしょうか。

例えが悪いかもしれませんが、メニューに載っていた写真を見て「こんな豪華な料理が1000円で食べられる」と信じて注文したのに、出てきたのは写真とは似ても似つかない貧弱な料理だった、という感じでしょうか? 「金、返せ!」と怒り出す客が大多数でしょう。それと似たようなことだと思います。

さてさて、どういう決着がつくのやら……