医学の進歩を求む!

本日は年に一度の健康診断でした。若いころは健診項目も少ない午後の部でしたが、いつのころからか午前の部、昨晩は9時以降は飲食禁止、今朝も白湯や水のいっぱいはよいとしても、朝食はおろか、朝のお茶すら飲んではいけないということになっています。

それはすべて、健診項目の一つ、胃の検査でバリウムを飲むからなのでしょう。

このバリウム、毎年のことですから、既に数回飲んでいますが、何度飲んでも慣れませんね。

今回、つまり今日ですが、まずは胃を膨らませるための顆粒状の薬を飲まされます。これを飲むとゲップが出そうになるのですが「我慢してください」と言われます。我慢しつつ、次にバリウムを飲むのですが、こんなもの一度には飲めません。少しずつ、一口ずつ、ちびちびと何回にも分けて飲みます。

その合間に、どうしてもゲップが出そうになるので、見つからないようにゲップを数回。昨年もバリウムを飲みきれずに残しましたが、今年も少し残してしまいました。

「全部飲まなくていいの?」と言われそうですが、あまり時間をかけて飲んでいると、係の人(技師?)が「いい加減、飲みきってくださいよ、いつまでかかってるんですか?」という空気になるので、全部飲みきったフリをして、バリウムのカップを受け皿に置いてしまうのです。

カップを置くと係の人は「飲みきった」と判断するようです。

で、検査が始まったのですが、すぐに「胃の膨らみが足りませんね、もう一回、膨らます薬を飲んでもらいましょう」と言われ、例の顆粒状の薬を再び飲まされました。これで、ますますゲップが出そうになります。

こうなったらこちらも開き直って、検査の間、ゲップが出そうになったら特に我慢もせずにしてました。なにせ、ぐるぐる回ったり、頭を下げられたり、いろいろ回されますので、ゲップよりもバリウム自体を戻しそうになってしまいます。

もし検査台の上で吐瀉したらどうなってしまうのでしょう? などと思いながら、なんとか検査が終わりました。下剤を飲まされ、「今日はいつも以上に水分をとってください」と言われましたが、ふだんからそんなに水分を摂る方ではないので困ります。

そんなことよりも、iPS細胞だとか、これだけ医学がいろいろな方面で発達・進歩しているわけですから、胃の検査にいつまであんなバリウムを飲ませつづけるのでしょう? もっと簡便な、楽な方法なり、バリウムに代わるものって作られないのでしょうか? 胃カメラですらどんどん小型化しているというのに!

そう思います。