おかげさまで先日刊行した『韓国語発音クリニック』が絶好調です。既に重版に入りました。
竹島問題で、若干売れ行きに陰りの見える韓国語ではありますが、それでもまだまだ数ある語学の中では人気は高い方でしょう。これだけ学習書がたくさん出ているわけですが、どうしてもハングルという文字に注目する本が風吸うあるのに対し、発音をメインに据えた学習書はこれまで多くなかったようです。
もちろん中味がよいのは言うまでもありませんが、やはり類書が少ない、ライバルがほとんどいないというのは売り上げに結びつくものだと実感しております。
が、ここへ来て強力なライバル出現です。
ナツメ社の『韓国語の文字と発音』です。つい最近出ました。弊社と同じくCD付ではありますが、値段がずいぶんと安いです。文字の部分は要らないという人もいるかもしれませんが、文字と発音が学べてこの値段なら損はしないでしょう。もちろん、うちの商品が一色刷なのに対し、こちらは二色刷。
うーん、こうして客観的な条件だけを並べると完全に負けています。
でも、単純に値段だけで売り上げが決まらないのが学習参考書の面白いところです。最後は中味勝負になります。これまでも、他社の類書に比べ高い商品が数多くありましたが、定評を得たものはたとえ他社のより多少高くとも売り上げで負けることはありません。むしろ高いことが信頼の傍証になっている時もあります。
さあ、今回の勝負、強力なライバル出現となるのか、はたまた軽く一蹴できるのか……
いや、あたしたち営業部員の力量も問われているのですよね(汗)。