中央構造線

熊本の地震のニュースを見ていると、中央構造線という単語がしばしば出てきます。

懐かしいなあ、というのが正直な感想。

中学のころだったか、地理(社会?)の授業で習ったような記憶があります。新潟の糸魚川から静岡の浜松へ向けてフォッサマグナが南北に走っていて、それと垂直に交わるような中央構造線が九州のほぼ真ん中から四国の突き抜け紀伊半島を通っている、というのを覚えさせられたはず。

確かに地震のニュースになると、フォッサマグナにしろ中央構造線にしろ、出てくることもありますが、今回の地震は特に目立つ気がします。場所が場所だけに、関連が疑われるのでしょう。

それにしても、その中学だったかの時は意味もわからず言葉を覚えただけでしたが、大人になってこうしてニュースを見て、再び出会ってなんとなく腑に落ちる感じ。やはり学生時代に勉強はやっておくべきだと思います。

それにしても、今回の地震は、なかなか収まりませんね。火事のように鎮火してしまえば復旧、復興を始められるものと異なり、いつまで続くかわからない地震は、復興もままならないですから、被災者の方の苦労が偲ばれます。

自宅などの壊れ方、住んでいる地区の被害状況、それに個々人の心の持ち様、すべて異なるわけですから、出来るだけきめ細かなケアをしたいところでしょうが、そうも言ってはいられないのではないでしょうか? 行政としては、ある程度は画一的に進めていかないところもあるでしょうね。

しかし、この数年の日本、海外から眺めたら、日本に詳しくない人だったら、そこら中で地震が起きて、都市も家屋もめちゃめちゃになっている国という印象を持たれてしまうのではないでしょうか? 既に九州地区への観光客が減っているということですが、海外からの観光客も、たとえ九州へ寄る予定がなくとも、日本の国土の広さを理解していないと、来日取りやめは大いにありえるでしょう。これはこれで、日本経済には打撃です。