併売できそうだけど……

朝日新聞読書欄の下に広告が載っていたので知ったのですが、現代書館から『呼出秀男の相撲ばなし』という本が出たようです。

相撲好きなら、ついつい手が伸びてしまう一冊ではないでしょうか?

 

だって、あたしの勤務先の『土俵の周辺』も売れましたから。ただ、相撲ファンに「こんな本が出ていたんだ」と気づいてもらうためには、やはり書評などが出ると効果が大きいです。現代書館の新刊に併せて、『土俵の周辺』もまた売れ出すと嬉しいのですが。

それにしても現代書館の新刊は本体価格1200円という安さ。四六判変型ではありますが、160ページで上製ですから、かなり破格の値段ではないでしょうか? それに引き替え、あたしの勤務先の方は四六判の上製はほぼ似たようなものですが、頁数が238ページありますので、少し厚いです。そして価格が本体2400円ですから現代書館の倍ですね。これはちょっと高いでしょうか?

本の値段というのはいろいろな要素が関わってくるので、一概に頁数だけで決まるわけではありませんが、買う方の読者からすれば、「この値段の差はなんで?」という思いもあるでしょうね。いろいろな要素について言い訳したくもなりますが、そんなことをしてもあまり意味がありませんので、いまはただ、「相撲ファンならどちらも面白く読んでいただけます」と訴えるにとどめておきます。

もちろん、本の値段は安ければ安いほどよいというわけでもなく、ジャンルによってはあまりに安いと「買うべきほど重要な本ではない」と見做されてしまうこともあります。「そんな安いんじゃ、内容も大したことないね」という判断が下されることもあるのです。

うーん、難しい。