ある日、突然

東京の武蔵小金井で、回送中の路線バスが歩道に乗り上げるなどした挙げ句アパートに突っ込むという事故がありました。関東ローカルではかなり大きく取り上げられているニュースです。まだ詳細はわかりませんが、けが人が出なかったのがなによりです。

それにしても運転手はこれまで特に持病もなく、出発前も問題なかったというのに、目撃者の話では意識を失っていたとも言われています。本当なのでしょうか? 最初は、バスの整備不良が原因じゃないかと、あたしなどは思ったのですが……

しかし、運転手が突然意識を失うという事故、過去にもありましたね。持病のある人の場合ならまだしも、ふだんなんともなく、健康診断でも特別問題になるような事項もなかった人が突然発症するというのは怖いものです。もし、これが改装中ではなく営業運転中であったら。ちなみに、武蔵小金井南口からほど近い場所が事故現場ですが、京王バスはあたしが通勤で日常的に使っているバス会社ですし、事故を起こしたあたりも知っています。車で通ったことが何度もある道路です。

ただし、今回の事故を身近に感じるのは、現場がよく知っている場所であるというだけではありません。なによりも、一部報道のとおりであれば、「突然意識を失う」という運転手の状況が身につまされるからであります。

どういうことかと言いますと、あたしも昨年、出勤途中で意識を失って倒れたからです。その状況については、このダイアリーでも書いていますのでそちらをご覧いただくとして、朝は何事もなく家を出たのに、途中で意識を失うほど体調が変わることってあるんだな、と本当に思い知らされた出来事でした。

ほぼ一年前の出来事ですが、ちょうどその前の週から軽い風邪気味で体調が悪く、寝込むよりは仕事に打ち込んでいる方が風邪も治るだろうと思って仕事をしていて、週末の晩に業界の新年会があり、そんな土日明けの月曜に倒れたのです。

実は昨晩も業界の新年会が一つあり、そして暮れからずーっと喉の風邪が治りません。これも寝込むほどではなく、喉が少し痛む程度なので、普通に仕事をしながら治そうと思っているのですが、今朝はやはりちょっと怖かったです。

ちょっと風邪気味、そして新年会。それなりに楽しんめた会も終わり、そして次の出勤日という状況は昨年と今朝は同じです。違いは間に土日を挟んでいたか、いないか、というだけです。

まあ、昨年の場合は、その土日で寝込んでいたわけですから、そんなのもなく普通に朝起きて出勤している今朝とは違いの方が大きいと言えますが……

なにはともあれ、突然そういうことが起きるというのも、「もう若くはない」ということの証左なのでしょうね(涙)。