君の名は希望

もう4日もたつのですが、紅白歌合戦の乃木坂46、ちゃんと視ました! 2日の朝、妹家族が帰宅したので、ようやくゆっくりと、自動録画されていたのを視たわけです。

で、乃木坂ちゃん、ファンの間では神曲と呼ばれる「君の名は希望」を歌ったわけですが、この今日を歌っているときのいくちゃん(生田絵梨花)の笑顔、大好きです。

いや、この曲は本当に佳曲です。しかし、紅白の尺のせいでかなり短めでした。「端折りすぎではないか、もっと聞かせてよ」と思ったのは乃木坂ファンだからでしょうね。この曲はやはりフルで聞いて欲しい、そんな曲です。そもそも紅白、くだらないメドレーとかで長い尺を使うアーティストと短く終わってしまうアーティストの差がありすぎでは、と感じます。やはり紅白は全出場者、フルコーラスを聴かせて欲しいところです。

さて乃木坂。今回の紅白ではダンスはほとんどなく、合唱曲のようなパフォーマンスでした。これもこの曲の佳さだと思います。しかし、曲の後半には多少の振り付けもあり、そのあたりのメンバーの動きの揃い方、相当練習をし、なおかつ気合いでピタリと揃えた、という感じがしてとてもよかったです。これでお茶の間に乃木坂の名前が浸透したとは言いませんが、かなり全国区になったのでは、と思います。少なくとも印象では、AKBグループに括られるような感じにはなっていなかったのではないでしょうか。ここの部分、乃木坂ファンにはとても大事な点です。

ところで、世間に名前を売るという点では、実はNMB48が一番だったのではないか、という気もします。なぜなら彼女たちが歌ったのは「365日の紙飛行機」、ご存じのように朝ドラの主題歌です。

いまや大人気のドラマ、朝ドラの視聴率記録を更新しそうな勢いです。その主題歌ですから、中高年層にもかなり浸透しているはず。ただし、それまでは誰が歌っているのか知らなかったはず。まあ、AKBが歌っているのは話題になっていましたので、それくらいの情報はあったでしょうが、AKBのメンバーの顔など知らなかった人も多いはず。そんな中、さや姉の歌い出して始まったNMB48のパフォーマンス。多くのおじいちゃん、おばあちゃんが「ああ、この歌、この歌、よく知ってるよ」と思いながら、「あれ、こんな子が歌っていたのか」と思ったはずです。さや姉の歌い出しソロ以降は、複数メンバーで歌っているので誰が歌ってもそれほど違いはないはず。AKBだろうと、出いていなかったSKEでもHKTでも、それこそNGTでも構わなかったくらいだと思います。ですから、NMB48、あえて言えばさや姉が一番得をしたのではないかと思います。

さて、その後です。真夜中の「カウントダウンTV」も全チャンネル録画しているわが家のブルーレイレコーダーなら、数日後でも視聴可能です。ですから、当然寝ていたような時間の番組も視聴できるわけです。乃木坂も出ていましたが、こちらは紅白の全メンバー出演とは異なり、年齢制限があるのでお姉さんメンバーのみでした。こちらは、紅白初出場の重圧と緊張も解けて、ずいぶんとリラックスした感じのパフォーマンスでした。

とまあ、「国民的アイドル」と呼ばれるにはまだまだ先は長いですが、この一年の活躍で言えば、女性アーチストの中では一番と言えるくらい、もちろんAKBグループの中ではダントツだったと思います。数年前のAKBが一番伸びてきたときのように、このところ週刊誌などの表紙は乃木坂ばかり。コンビニの棚が乃木坂だらけというのは、ネットでもしばしば話題になった話柄です。今年もこの快進撃が続いて欲しいところです。