文学と病気? フェアなんか出来そう?

文学作品にはいろいろなことが描かれているわけで、そんな中で病気とか、何らかの症状について記述されていることも多々あります。そんな点に専門家の視点から注目した『続 神経内科医の文学診断』は好評だった『神経内科医の文学診断』の続編です。正直、こういった本にどれくらい関心を持ってもらえるのか、刊行当初のあたしは半信半疑でした。

ところが、実際に刊行してみるとかなりの評判。書評も出ましたし、本好き、文学好きはこういったタイプのものにも反応するんだということがわかりました。そしてこのたび、前著とはまた異なる文学作品を取り上げての続編刊行です。「さあ、また売ろう」と思っていた矢先、今朝の朝日新聞別刷beにこんな記事が載っていました。

こちらは文学者自身の病気、症状にスポットをあてた、それも頭痛に特化した記事ですが、恐らく、この記事を楽しく読む人なら『神経内科医の文学診断』は既に知っている、持っている、読んでいるのではないでしょうか? そして間もなく発売の続編にもきっと興味を持ってくれるのではないでしょうか?

本書正続に取り上げた書籍を集めたフェア、というのも面白そうですね。文芸コーナーでやっても面白いですが、あえて医学書コーナーでやってみるとか、そんなものアリではないでしょうか? ちなみに正続で取り上げた作品の一覧はこちらに載せてあります。