成功とか失敗とか、そんなものを突き抜けて、ただひたすら自分を信じて突き進んだ、でも後世からはトホホな人と思われた十三人

下図は昨日の朝日新聞です。

「天才だから、まちがえる」と題して、歴史上の天才たちのちょっとした瑕疵を取り上げています。何をもって成功・失敗と見なすかは難しいところですが、このところ「成功者に学ぶ」的な本が書店店頭で目立つような気がするので、あえて失敗から学ぶというのも大事かもしれません。

となると、あたしならこの本がお薦めです。

バンヴァードの阿房宮』です。歴史を変えなければ歴史に名を残すこともできなかった、いやこうして本が二十一世紀になって出版されているのだから名だけは残せた、とにかくものすごーい十三人の評伝集です。なかなか分厚くて読みごたえのある本ですが、タイトルを見て興味を持った人から読み始めていただければ、と思います。

とにかく、こうまで自分のやっていることを疑わず、迷いもなくやれるなんて、ある意味、とても羨ましい人たちです。ほとんどが晩年は零落していますが、それでも彼らは自分のやったことを信じて疑わず、満足してこの世を去ったのではないでしょうか?

彼らに学ぶことは何かと問われれば、自分を信じて、ブレずに生き抜くことでしょうか?