アジア最後のフロンティア

ミャンマーの総選挙、混乱もなく無事に終わるとよいですね。

さて、そのミャンマー、あたしが子供のころは、と言うよりも、印象としてはついこの前まで、「ミャンマー」ではなく「ビルマ」と呼ばれていて、まだまだ多くの日本人にはビルマの方がなじみ深いのではないかと思います。

そんな点だけは知られているミャンマーですが、それ以外のこととなるとさっぱり知られていないのではないでしょうか? アジアの白地図で「ミャンマーはどこ?」と言われて、間違えずに示せる日本人がどれくらいいるのか……

「興味はあるんだけど……」という方へ、他社からもいろいろ本は出ているでしょうが、とりあえずあたしの勤務先から出ているものをご紹介します。

  

まずは言葉からと言うのであれば『ニューエクスプレス ビルマ語』です。とはいえ、英語で入ってくる情報の方が多いのかもしれませんが……(爆)

その他、政治経済や歴史と言うことであれば『ビルマの独裁者 タンシュエ』『ビルマ・ハイウェイ』といった書籍があります。

ところで、そもそもミャンマーになんか興味がない、という人も多いのでしょうが、ミャンマーがこれから重要である理由について、素人ではありますが一言。

なによりもその重要さは地政学的な位置にあります。東に世界最大の共産国家、西に世界最大の資本主義国家という地理的な問題。なおかつその両国が互いにミャンマーへ食い込もうと虎視眈々と狙っているどころか、既に相当な競争が始まっているようです。もちろんヨーロッパ諸国も企業がどんどん進出してきています。

日本の出遅れ感は否めませんが、それでも欧米諸国よりははるかに近い地理的な位置、そしてアジアを引っ張る資本主義国の先輩として出来ることはたくさんあるはずです。日本の企業もこれまではタイやベトナムばかりを見ていたと思いますが、これからはミャンマーも選択肢に入れないとならない時代なのだと思います。