百年対決

書店店頭でこんなパンフレットを手に入れました。

「ガチンコ勝負! 読みたいのはどっち?」と題して、岩波現代文庫と平凡社ライブラリーの合同フェアです。「容赦なき対決」なんて書いてありますが、より容赦がないのはどちらでしょうか?

岩波書店は一昨年、平凡社は昨年、それぞれ創立百年を迎えた先輩出版社です。お互いに百年の看板を背負って立った真剣勝負といったところ。最近はこの両社以外にも、新書や文庫で会社の垣根を越えたコラボフェアが散見されますが、その一つのバージョンといったところでしょうか。

パンフレットを開くと、それぞれのレーベルの編集長による挨拶文が載っていて、更に広げると上の写真のように「花開く文学と愛」「問われる「戦後70年」」という今回のフェアのに大テーマに沿って、それぞれのリストが載っています。ちなみにこんな書店で開催中(もう終了したところもあり?)なんだそうです。

こういったコラボ、やりたいなあと思っても、あたしの勤務先では、なかなか他社とコラボできるようなレーベルがないのが残念なところ。よく声をかけていただくのは、新潮社のクレストブックスとエクス・リブリスのフェア。とはいえ、このパンフレットのように合同で取り組んでいるわけではなく、あくまで書店の方が「一緒に並べてみようと思ったから」という、結果としてコラボフェアになったというだけなのですが……