個人としては基本的には賛成です

今朝の朝日新聞の記事です。

記事の詳しい内容は省きます。つまりは、新刊を一定期間図書館で貸し出しを禁止すべきだということです。

あたしも前からこの意見には賛成でした、あたしの場合は、映画と同じ考え方で、まずは映画館で公開。DVDやBlu-rayの発売がその次にあり、CSなどの有料チャンネルでの放送があり、地上波での放送は一番最後です。どのような権利があって、どのくらいのタイムラグを置いて上記のような順序になっているのか、詳しいことは知りません。でも、書籍でも同じようなことはできると思うのです。

まずは書店(リアルもネットも)での販売。一定期間、あたしは三ヶ月が妥当だと思っていますが、それが過ぎたら図書館での貸し出しが可能、ただし複本は不可です。そして半年、ないしは一年が過ぎたら複本の購入も認めるという段取りです。

公共機関である以上、図書館で本の貸し出しを禁止することはできません。ただ、民業を圧迫しないために、ある程度のインターバルを設けるのは、それほど悪いことだとは思いません。確かに、それで書店の苦境が軽減されるのか、わかりません。ただ、不景気と言われるようになったころから、電車の中で図書館のラベルの貼られた本を読んでいる人が目立つようになったと感じます。それも単行本だけではなく、文庫や新書など比較的廉価な本であってもです。以前はこんなに図書館の本が目立っていなかったはずです。

この一事をもってすべてを判断するのは乱暴ですが、映画の世界でできていることが、なせ書籍の世界ではできないのでしょうか?

と思うのです。