記憶遺産

ユネスコの世界記憶遺産に「東寺百合文書」と「シベリア抑留」が選ばれたというニュース。中国の「南京大虐殺」も選ばれたということで日本政府は抗議をしているようですが、覆りはしませんよね。拠出金を減らすといった意見も出ているみたいですが、どのあたりが問題なのか、テレビや新聞ではまだ詳しく報じていないので気になります。

ところで、百合文書はさておきシベリア抑留ですが、これは満蒙開拓とも切り離せない問題だと思います。たとえば平凡社新書の『移民たちの「満州」 満蒙開拓団の虚と実』なども、メインは満蒙開拓団ですが、シベリア抑留についても触れている箇所があります。ですから、書店でも、もし記憶遺産関連でフェアをやる場合、満蒙開拓団関係の書籍も忘れない方がよいのではないかと思います。

 

もちろん、シベリア抑留を扱った書籍も多いですから取捨選択が大変でしょう。けれども忘れてはならないのは『凍りの掌』ではないでしょうか。、