アイドルホラー

風の強い日曜日でしたね。外がやや黄色く感じたのは、東京でも黄砂の影響でしょうか?

さて、本日は録りだめておいたのではなく、ちょうどイマジカで放送中のこの映画を見ました。

七福星」です。懐かしいです。サモ・ハン・キンポーにジャッキー・チェン、そしてユン・ピョウ。若いです。このシリーズ、内容はどれも似たり寄ったり、この三人のカンフー・アクションとヒロイン役の美女がメインで、あとはコメディーたっちでドジばかりの仲間たちという構図です。

やはり、この頃の三人が大活躍しつつも、しっかりと笑いを忘れない時代のジャッキー映画は見ていて楽しいです。続いては、こちらは録っておいたものですが、いわゆるアイドルホラーです。

それはこちら、「ひとりかくれんぼ 新劇場版」です。元AKB48(出演当時は現役)の増田有華主演ということですが、あたしは名前くらいしか知らず(←たぶん脱退とか卒業とか、そういった類いのニュースで知った)、顔を見ても見覚えはありませんでした。

ストーリーは、増田有華扮する女子高生がこの一月くらい連絡のつかなくなってしまった兄のアパートへ行くと兄は不在で、パソコンの画面にはひとりかくれんぼに関するサイトが開かれていた。ひとりかくれんぼとは何か調べ始めた増田有華は、とあるひとりかくれんぼの掲示板に兄とその親友の呪い殺すと書かれているのを発見し、その兄の親友と一緒に兄を捜し回る。そもそもの原因は兄とその親友が小学生の頃クラスメートの女子をいじめていて、その女子生徒がその後行方不明になったという事件があり、その女子生徒が今になってその恨みを晴らそうとしているのでしょう。行方不明の後見つかったのか、それとも死んでしまったのかはわかりませんが、生き延びていないと「ひとりかくれんぼ」で恨みを晴らすことは出来ないと思うのですが、そのあたりははっきりとは描かれていません。

兄の親友も最後はやられてしまいますが、そちらは兄と同様、小学校の頃のいじめられていた女子生徒の呪いということなのでしょうが、だったらなんでとばっちりのように主人公・増田有華にも襲ってくる悪霊のようなものがいるのかというと、これが最後の最後に種明かしされるようなワン・シーンがあります。書いてしまいますが、もしかすると、あたしの理解が間違っているかもしれませんが、つまり増田有華には別の呪い・恨みがかけられていたということですね。ですから、兄たちがいじめた女子生徒とは全く関係がないわけです。では誰が増田有華を恨んでいたのかというと、それが最後のシーンなわけで、つくづく女って怖い、それに尽きます。

比較的凝った作りにしているようで、悪霊の造型はリングの貞子とか、これまでのホラー映画からいろいろ持って来て貼り合わせたようなものばかりで、この映画のオリジナリティは感じられません。こんな作品ばかりが作られていると、Jホラーも飽きられますよね。って、もうとっくに飽きられているのでしたっけ?

それにしても、この映画の増田有華は志田未来に見える時が多々ありました。いや、志田未来だったらもう少し演技うまかっただろうなあとは思います。